手技の、その一歩先へ。機械の改良にチャレンジ。
手技を機械に取り込み成果を上げているのが〈シゲル工業〉です。創始者で現会長の藤田茂氏は農家の6男坊として生まれました。幼少期より機械が好きで、模型飛行機のエンジン機を飛ばしたりしていたといいます。「かつては農機具の部品なども手がけていましたが、冬場は暇ができるので年末年始に需要が増える包丁を作るようにしました。〈シゲル工業〉を起こしたときは、その焼き入れのノウハウを活かして取り組んだ、フードプロセッサーの刃などの需要が結構ありましたね」。現在、理美容ハサミでは全国生産トップを誇ります。何よりも同社が他と違うのは、初代の茂さんがメカ好きだったこと。「包丁を造るにしても、それを加工する機械そのものから造ってしまうんです」と二代目の正健氏。「おろし金『 17°』」にしても半年をかけて古い機械を改造。三角の尖った4種類の目の配列と組み合わせにより、絶妙のおろし具合を実現しています。さまざまな刃物を作り、モノづくりへの熱意から研究を重ね、手で作ることから一歩その先へ。機械化により作業スピードの向上にも繋がっています。たかがおろし金というなかれ。そこには同社のすべてが込められています。
薬味おろし2種セット。美味しくおろせる「おろし金」。
「薬味おろし2種セット」の、Wタイプはワサビ用で約0.3mmという低めの刃が特徴。摺るというより練りおろす感覚で、辛味と甘味、香りをしっかり引き出してくれます。一方Gタイプはショウガやニンニク用です。大きさや形状の異なる3種類の刃で、食感に立体感のある形状に摺りおろせます。下に半球の窪みがあり、そこにおろした食材が溜まります。
セット商品
商品番号:631-235-01-01

薬味おろし2種セット

9,900(税込)
 
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サイズ(約) Wタイプ=長さ13cm×幅5.8cm×高さ1cm、Gタイプ=長さ13cm×幅5.8cm×高さ1cm
重さ(約) Wタイプ=78g、Gタイプ=78g
材質 18-0ステンレス鋼
仕様 食洗器不可
原産国 日本

シゲル工業
1976年創業。新潟県燕市で理美容はさみをつくり続け、業界でも高く評価されている〈シゲル工業〉。機械を効率的に用いながらも、特殊な熱処理や数々の加工特許による80以上の製造工程は、その5割が手作業。熟練職人が丁寧に刃研ぎして仕上げているため、ご家庭で理髪店さながらの切れ味をご堪能いただけます。

「薬味おろし(Gタイプ)」を手にした藤田正健氏。自身も機械の開発が好きと語ります。