- 日常に華を添える優美なのれん。
- 現代の住空間に馴染むのれんを提案する京都の〈万葉舎〉が手がけた、爽やかで風趣に富んだ一枚。モチーフは、江戸時代から品種改良が行われるほど日本で愛されてきた古花、花菖蒲です。縦にすらりと伸びる葉、鮮やかな花紺青の花びらに黄色の花芯が映え実に美しい。割れ巾に施した色糸のステッチもポイントです。手がけたのは、日展会友の京友禅作家、阿部百子氏。生成りの色を活かしたざっくりとした麻生地に花菖蒲と水流をダイナミックな構図で描いています。今回は、生地に溶かした蝋で絵を描いた後、染料で染めて蝋の部分を洗い流す技法、ろうけつ染めを採用。塗る蝋の厚みが色の濃淡につながるため、何度も少しずつ重ねて染め上げます。絵画的な表現が可能で、作者の筆運びが如実に表れるのが特徴です。「写実的に描くのではなく、ぼかしや濃淡を活かしたろうけつ染め特有の優しい表現を心がけました。春から初夏にかけて優雅に咲き誇る、日本伝統の美しい花を、のれんでお愉しみください」と阿部氏。
サイズ(約) | 縦150cm×横88cm |
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素材 | 麻100% |
原産国 | 日本 |
その他 | ※ポール(棒)は商品に含まれません。 ※色調、柄の出方が写真・スペックと異なる場合があります。 |