濃藍と刺し子織りの類稀なる風合いを纏う。
広島県福山市で明治25年創業の染色工場〈坂本デニム〉。江戸時代に火消しや鳶が着ていた印半纏の濃い藍色を再現した"江戸黒染め"で人気を博しています。一方、昭和22年創業、岡山県井原市の〈吉河織物〉は、高級デニムの開発や、多彩なジャカードデニムの製織で知られるデニムの機屋です。染めと織りの両雄が手を組み、当社のために生み出したのが、"江戸黒染め×刺し子織り"。刺し子に着想を得た刺し子織りの生地は、丈夫さと厚みがあり暖かさをもたらしてくれる仕上がり。経糸に江戸黒染めの綿糸、緯糸に硫化染めの黒糸を用いた規則正しい織り柄が美しく、経年変化も魅力です。こちらのベストは、随所に配した伝統柄が、華美な装いを禁じられた江戸っ子の意地"裏派手・裏勝り"を思わせ、粋な印象を添えています。やや地厚な生地は体形を目立ちにくくしてくれ、Tシャツに羽織るだけで様になります。ポケットが豊富なので手ぶらでの外出にもおすすめです。
当社限定商品
商品番号：675-741
坂本デニム

江戸黒染め刺し子織りベスト

28,600円（税込）
　
カラー・タイプ
01 江戸黒
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素材 綿100％
仕様 ポケットは前面に3個、内側に2個／両脇裾スリット
洗濯方法 洗濯機可
原産国 日本
その他 ※素材の特性上、摩擦や汗などで色落ちや色移りする場合があります。
サイズ 適応身長 適応胸囲 着丈（前／後）
03:S 160-170 80-88 63.5／59
04:M 165-175 86-94 65.5／61
05:L 170-180 92-100 67.5／63
06:LL 175-185 98-106 69.5／65

サイズ(単位＝cm)

坂本デニム
〈坂本デニム〉は、1892年に呉服や作務衣などの藍染め業として創業。藍白、浅葱、納戸色、紫紺、鉄紺、藍錆をはじめ、藍四十八色といわれるように、藍染めによって表現される繊細な色の違いを一世紀以上にわたって追求してきた老舗です。
そして長年培った染色技術を活かしデニム生地の生産を開始し、1967年には糸の表面だけを染め、芯は白く残す “芯白染色” の機械化に成功。日本のデニム染色の草分け的存在です。

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糸の染まり具合を見極める〈坂本デニム〉四代目、坂本量一氏は環境にも優しい染色工場を目指しています。

海外からの受注も絶えない〈吉河織物〉。三代目の吉河正富氏は、新素材の開発に全力で取り組んでいます。

江戸の伝統柄を覗かせて洒脱に

①火消組
火消半纏の背に描かれた組の印をアレンジした柄。
②吉原つなぎ
吉原の手引き茶屋の暖簾に使われたことに由来する柄。
③波に千鳥
波間を飛ぶ千鳥を描いた古くから親しまれている意匠。
④三筋立
江戸時代は「三筋竪」とも書いた3本筋の縞柄。
⑤小桜
桜の花を上品に散らした小紋柄。
⑥子持ち縞
太い線と細い線が一組になって繰り返す縞柄。